残念なニュース。熊本駅東口駅前広場 暫定形が解体されることが決定した。白い雲をイメージした屋根は重々しい影を熊本に落とした。約3億円で作られた雲。建築界でそれは軽い掴むことのできないものではなく、重くどっしりとしたコンクリートの塊として受け入れられた。
そんな建築の寿命は約10年。
プリッカー受賞者の建築でも熊本という場では機能することがなかった。熊本、ここに建築は可能なのだろうか?
建築の寿命を建築家が決めることはできない。
建築を殺すことは簡単。
人は建築をあまりにも簡単に扱いすぎる。
人は建築に不安を抱く。
解決は壊すことなのか。
それで不安は本当に無くなるだろうか。
代用でその不安を果たして本当に取り除けるのだろうか。
あの建築の姿を見て、恐ろしくなった人が大勢いる。
が、逃げることもできない。車のなかでの生活。
大きい柱は安心をもたらすか。
分厚い壁は安心をもたらすか。
重い屋根は不安か。
今にも割れそうなガラスは不安か。
では、私達はどこに住むべきか。
宙に浮いた希望、地に定着しない希望。
漫画や映画のような建築の世界に逃げ込みたい。
そんな理想の建物が建築家によって作られる。
浮ついたコンセプト(理想)。
縋る人々。
交わる建築家とクライアントの希望、理想。
建売住宅も、建築家が作った建物も”ここ”では不安材料。
"向こう"ではそれは夢か平凡な日常になる。
Dr.Aftermath
急に家が雨漏りし始めたんだ。急いで屋根裏を見に行ったよ。
びっくりしたよ、屋根に点滴が繋がれていたんだ。
まるで病院にいるような光景だった。
白衣を着た男がいて。
変わった色の液体が屋根に注がれていたんだ。
そしてこっちに気付いた男がこう言うんだ。
「もう少しで大丈夫だ、すぐ治る。」って。
DETOXが俺たちだけじゃなく建物にも必要だったんだな。
この世は3種類の人間で成り立っている。 何が起きてるのかを知らない人。 起きたことを追いかける人。 そして、何かを起こす人だ。
俺はプライベートでも自分らしさを損なわずに生活するよう心掛け、それでいいのかを常に考えている。 それが人としての土台を作るんだ。 土台がしっかりしてないと上に何も建てられない。
Superme!って叫ぶのもいいかもな。
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