top of page
執筆者の写真Gaku Sakura

DETOX 第二話、現代建築作家。


ある日

Slim Shady:

「俺はトイレの中で生まれたんだ。これマジ。博識ぶった男に見守られながら生まれたんだ。彼のことはみんなピー・ロースって呼んでる。いっつもトイレを気にしているんだ。変わったやつだよ。ほんとただの変態さ。俺がトイレで生まれるって時でさえ、じっとトイレにいるんだから。顔色一つ変えないでな。」

Shakur:

「誰が戻ってきたと思う?また戻ってきた。Shadyが戻ってきた。ダチに言ってきな。また馬鹿みたいに小芝居するんだ。本物のSlim Shadyはだれかって。楽しくなってきたぜ。俺は高みの見物でもさせてもらおう。ここはボーダレス。特等席だぜ。

俺たちは今こそ変わらなくちゃ。俺たちが人間として何か変化を作る時がやってきたんだ。食べ方を変えよう、生き方を変えよう。そしてお互いへの接し方を変えよう。古いやり方では通用しなかった、だから俺たちがやらなきゃいけない。俺たちがやらなきゃいけないんだ、生き延びて行く為に」

Slim Shady:

「望んでいるのはShadyだ、俺自身に意味なんてない。お前らがShadyを見たいならこいつをくれてやるよ。きつい酒にちょっと葉っぱなんかを混ぜてウォッカとか、そいつは俺の心臓を弾ませる。病院で受ける電気ショックなんかより速くな。俺は医者なんかに協力しない。俺に必要なのはDr.Aftermathだけなんだ。

でも時々こう思うんだよ。全員俺のことを議論したいだけじゃないかって。つまりは俺が嫌われているってことで。でもそれが俺だ、ただ皆にとって不愉快なだけさ。

どうやらこれが俺の仕事なんだよ。だから皆、俺についてくればいい。だって少しでも物議ってものは必要だろ。虚しくなっちまうぜ、俺なしじゃさ。どうやらこれが俺の仕事なんだよ」

Dr.Aftermath:

「彼の声には神が宿っているんだ。別に気にもしないんだけど、いないと世の中がつまらない、そんな存在なんだ、彼は。そしてその事を彼が一番よくわかっている。彼には言葉が必要なんだ。言葉を与えてあげないと。。。」



閲覧数:9回0件のコメント

最新記事

すべて表示

新建築論#5

建築使 "建築のART性とARTの建築性"  ここからは建築のART性と芸術の建築性に焦点をあてて作品を観ていきたい。 ここで私が求めるのは建築性とART性が交わる領域を認識することであり、またそこから現代建築のコンテクストを...

新建築論#4

建築姿 ART/ 建築 芸術と美術館  ここまでは近代以降、建築がどのように形作られ、発展してきたかを見てきた。 私たちが一般的に考える建築というのは現在も建物の設計の話である。 その中で私たちが気づき始めたのは建築と建物は現代ARTの誕生とともに全く別の”もの”になりつ...

Comments


ロゴ-1.png
bottom of page