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執筆者の写真Gaku Sakura

みんなの家。熊本のみなさんへ。現代建築作家。


知らなかったけど、「みんなの家」って今すごい熊本で作られてるらしいです。本当はくまもとアートポリスについて書こうとしてたんですけどね。

なんか気になってしまって。

批判することはすごい簡単です。これ駄目だろ?って言えばそれで終わりです。でもそういうことはしたくないです。

今、日本建築界のトップにいる建築家に何ができるのか?その精一杯の応えだと思うのです。

みんなの家のルール。

しっかりみんなのモノになってますか?

お年寄りのモノになってますか?

赤ちゃんのモノになってますか?

ヤンキーのモノになってますか?

みんなの家には門限がありますか?

赤ちゃんはちゃんと大きな声で泣いていますか?

女子学生のみなさん、そこでちゃんと恋愛話できてますか?

男子学生のみなさん、そこでちゃんと下ネタ言い合えていますか?

受験生のみなさん、そこでちゃんと勉強できていますか?

奥様方、そこでちゃんと旦那の愚痴は言い合えていますか?

旦那さん、そこでちゃんと晩酌できてますか?

おじいちゃん、おばあちゃんはここで何をしますか?

とるに足らない日常がそこにはちゃんとありますか?

本が読みたい。

ピアノの練習がしたい。

絵を描きたい。

歌を歌いたい。

踊りを踊りたい。

筋トレがしたい。

映画が見たい。

鍋が食べたい。

昼寝がしたい。

風呂に入りたい。

化粧がしたい。

髪をセットしたい。

髭を剃りたい。

みんなちゃんと喧嘩してますか?

みんなの家。

言うのは簡単です。

名付けるのも簡単です。

でも実現するのはすごく難しいです。

ここで何をしますか?

ここで日本の建築の未来をどう見ますか?

現代建築作家

岩川 幸揮


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