top of page
執筆者の写真Gaku Sakura

コンテクスト(文脈)その構造。現代建築作家


コンテクストの扱い方はとても難しいなと思います。作る側だけでなくそれを受け取る側にとっても難しい問題です。

受け取る側ってすごい大変だと思います。専門的に勉強してきたわけでもないですし。

例えば、この曲いいな!って思ったらコンテクストとか気にしなくてもいいわけです。だって「いい」わけですから。実はそこにもコンテクストが潜んでいたりする訳なんですが……気にしません。

じゃいつ、このコンテクストを受け取る側が使うのか、です。

例えば、

「あなた自身のおすすめのアーティスト及びアイドル、TOP5を教えてください。そしてその理由も説明してください。」こんな時にこのコンテクストが役に立ったりします。

例えば、AKB48をTOP5に入れる理由です。

秋元康っていうプロデューサーがいて、おニャン子→AKB48→乃木坂→欅坂その他諸々、プロデュースしています。

そんな中で未来の国生さゆりって誰だろう、工藤静香って誰だろう?とかって楽しみ方ができます。

AKBだったら誰?乃木坂だったら誰?って感じで。文脈の中で色々発展していく、想像していくそんな楽しみ方もできるんだったら歌や踊りがうまくなくても楽しめるという点で私のTOP5に入れる事ができます。というような説明ができたりします。でこの中で将来的に残っていく数がもっとも多そうなのがAKBです。だからAKBだけがTOP5入りです、みたいな説明の仕方です。

ちょっと理屈っぽく感じるかもしれませんが、人に説明するときに説得力を持たせるのがこのコンテクストというものです。

でコンテクストの扱い方が逆になることが多いのが現代アートです。

最初にコンテクストから入っていかないと良さがわからないものが多いです。よく作品を観て「何これ?俺にはわからん。」ってことありますよね。これは上記の音楽なんかと同じように現代アートを観ようとすると起こってしまう問題です。

だからこの場合、ピカソがいてデュシャンがいて……だからこういった作品になるんだね。結構面白いじゃん。っていう鑑賞法が理解しやすかったりします。

作る側は考えます。こんな事でいいのかな?って。でもそれを楽しむ文化です。何にでも歴史があります。その一部になろうとするならやっぱり無視する事のできないものです。よく見る建売住宅を名建築にするならばそこに名建築のコンテクストを移植しなければなりません。ここに建築は可能か?


閲覧数:6回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


ロゴ-1.png
bottom of page