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執筆者の写真Gaku Sakura

多くの作品を体験させてもらいながら。

更新日:2019年6月8日

最近noteをやり始めました。色んな情報の載せ方があるなと色々実験している状況です。

こちらのブログも忘れず更新していきたいと思っています。

noteには個展などの感想を書いていけたらなと思っています。

そしてそのまとめとしてこのブログを読んでいただけたらなと思います。


最近多くの作品を観ることができました。熊本という環境ではこういう体験はできなかったでしょう。今の環境に感謝します。

最近見たものを振り返ると


1,「中山英之展 , and then」中山英之

2,「ティーセレモニー」トム・サックス

3,「Smutshow」トム・サックス

4,「The Tourist」リー・ミンウェイ

5,「私はここからどこへ向かえばよいのか?」ベン・エドマンズ

などがあります。



この写真は中山英之さんの展示です。建築学生にはぜひ見て欲しい展示です。展示すること、それが建築にとってどういうことなのか?考えるきっかけになるのではないでしょうか。建築とはなんなのか?もう一度問うという作業をして欲しい、そう思います。

これを単なる建物の展示で、キャッチーな模型が展示されていて、映像が美しい、それで終わるような見方は決してしないでください。それはとても危険です。

ブログにも書いていますのでそちらもぜひ。


こちらはトムサックスの展示です。都内3ヶ所で同時開催の個展でした。

東京オペラシティ アートギャラリー、小山登美夫ギャラリー、KOMAGOME 1-14 (東京スタデオ)です。KOMAGOME 1-14 (東京スタデオ)にはいけませんでしたが、とても広がりのあるティーセレモニーでした。

一つの建物で納まることのない展示で建物としての建築の限界を突破しているように見えます。というよりそんな建物としての建築に終わりを告げるためのティーセレモニーだったと理解することでさえ可能です。一つの建物では完結しない展示を建築してしまったのです。それは回顧展とは意味が違います。初台から六本木までの道のりでさえもティーセレモニーの展示にすることができたのです。それはビエンナーレのようなものでしょうか。芸術祭のようなものでしょうか。一人で建築したことに大きな建築の可能性が隠されているような気がします。これから私たちはどれだけの”小さく巨大な建築”を作っていくことが可能なのでしょうか。楽しみが増える展示でした。ハンドメイドのレディメイド、トムサックスが作るそれは飛び抜けていて、中途半端な皮肉やチープな遊びでは片付けられることのできないものへと展示を押し上げてくれたのではないでしょうか。



リー・ミンウェイの展示です。内容はnoteに書いています。

よかったら読んでみてください。

これからの旅について書きました。



ベン・エドマンズ。

こちらの記事は

です。


これまでとこれから

建築の展示でもそうですが、これまでの作品は作品の中に没入していくタイプのものが大半を占めました。そしてこれからの展示というのはその場から広がりを持とうとするようです。

それは一見没入型の作品に見えるものでさえも反転して広がりを持とうとします

それを建築的と呼ぶ以外に方法はないように思います。それは繋がりという言葉だけでは不十分です。リレーショナルという状況よりもっと建築的な環境です。建築芸術は少しずつ変わっていきます。

これまでの建築は”建物という枠”で枠組みすることが仕事でしたが今後はその枠組みを取り外す、再構築する、変換することが必要になります。

私たちの建築は着実に次の建築に向かっています。その流れをより強いものに変えていけたらいいのですが、、、私にそれだけの力があるかどうか、試されているようです。



レストラン。

新たな建築を推し進めます。



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