ダン・フレイヴィンの作品を表参道のヴィトンに見に行ってきました。
光が無ければ空間も絵画も彫刻も人間も展示される意味がなくなってしまう、機能しなくなってしまう。そんな空間として美術館やギャラリーがあるのだとしたら・・・人工の光こそが本当の芸術なんじゃないのという作品。「私の作品が他作品を照らす。不可避のコラボレーション。魅力的な関係を築きましょう。」そんなメッセージが聞こえてくる、多分・・・
これも一つの見方ということにしておいてください。見方は色々です。
夜中の真っ暗闇の美術館のなかでの絵画鑑賞はきっと魅力的なことでしょう。でもここには光があります。点滅する消滅しそうな光があります。そこに私達の命があります。人工の光、それは永遠の光ではないのです。そうこの作品は命を問う作品です。それは私達のそして芸術のそして建築の・・・
もちろん空間とのコラボレーションも拒みません。床を見てください。光がそこにもあります。動き、揺らめき、きらめくのはむしろこの床の光たちです。それは動く彫刻。そして真の光の建築なのです。絵画でも彫刻でも建築でもある作品。そう考えるとすごく奥行きのある作品に見える。
ダン・フレイヴィンfeat岩川幸揮。私の作品が始めて光を生けました。花や光の命を担うBody architecture。次は何を生けるのか。芸術か建築か・・・?
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